【プラモ】Forever Forever Forever 心と体 重ねて

さてお待たせしました。

いや、お待たせし過ぎたかもしれません。

   戦え!イクサー1

について語らせていただきましょう。

如何せん1985年リリースの作品なので

   なにそれ?

の方が多いとは思いますが、今では起こりえないことがかなりたっぷり詰め込まれている作品なのでご紹介したかったんです。

 

 

 

この作品が大好きなんですが、客観的に褒められる点は一つしかない。

それが

 

ムックの表紙

    女の子がカワイイ

その一点のみ(^^;

当時、「手書きセル」っていう職人しか仕事できない時代に、現在の倍の量の色数と現在の3倍の線の量で描きこまれた女の子が超美麗。

バブルのど真ん中でアニメ制作会社がお金を持っていた時に

   職人のやりたいことを無理やり詰め込んだ

作品なので、気合の入り方が違うのだ。

ただし詰め込みすぎて

   あらゆる部分で意味不明

になっているので、真剣に分析やレビューすることはタブーであるw

なんというか

   すごい技術とすごいお金をもったアニメ研究会の作った自主制作アニメ

というのが正当な評価。

  開幕、レズおせっせ

  パイロットはスーツなのにサブパイロットは全裸(乳首あり)

  やたら長い触手宇宙生物のグロ

  そのせいでやたら気合入ってるのに3分しか活躍できない自衛隊

  雑誌インタビューや小説読まないとわからない敵の設定

などなど詰め込み過ぎ(^^;

個人的にはこういう

   全力空回り作品

が大好物(一番好きな映画がブルースブラザーズの時点でお察し)なのだが、真面目に評論家ぶった当時のオタにはあまり評判よくなかった。

 

で、この作品にはアニメ史に残すべきやらかしがあります。

それが主役ロボの

   イクサーロボ

なんと途中で作画監督が代わったというだけで、大変なことになります。

 

設定画

全3巻の1巻目

デザインは漫画家の阿乱霊さん。

作画監督が森木靖泰さん(匿名で参加)。

それがこうなります

 

 

 

 

 

バリッたぁ!!!

断空我のOVA版の仕事ぶりに感動して監督の平野敏弘が大張正己作画監督に抜擢。

3巻で突如全編通してロボのデザイン改変。

ドラグナーのオープニングで有名になりかけてた大張正己氏が

   イクサーロボをスパロボにしてくれ

というオーダーに応えて頑張った結果である。

つまり犯人は監督の平野敏弘氏である。

 

 

 

さてやっと模型の話し。

最近ちょこちょこ紹介してるグッドスマイルカンパニーのブランド、MODEROIDの監修に大張正己さんが参加されることが増えてきて、新作発表動画にゲスト出演されたりすることがあったりします。

その流れで大張ロボの原点的な意味合いでイクサーロボ(ACT3)が発売されました。

当然、本来の能面のようなのっぺり顔ではなく、とつぜんアゴの骨が飛び出してきた大張顔にw

 

公式画像

もちろんカッコよさでは大張版の勝ちなんだけど、イクサー1のファンとしては森木版が欲しかった。

 

 

 

 

 

 

 

ん?

顔が!

自作したった♪

エポキシパテで顔型を造形し、眼窩を削ったところに着色したUVレジンを少しづつ盛って眼球を作りました。

なかなかの出来だと満足してます。

イクサー1の時に100円ショップで筆が買える時代になったのを喜んでましたが、100円ショップでUVレジンが買えるのも素晴らしいことですよね(*´▽`*)

それ以外では全塗装で色変えしてます。

作中で夜の出撃がほとんどだったせいで、キットはかなり暗い色の成型色だったんですが、原型師さんの解釈が浅い(なんで上から目線やねん(^^;)と判断して

   灰色をワントーン明るく

   ディープ系の緑を黄緑系に

変更しました。

これも上手くハマったと思います。手前味噌だけど(/ω\)

 

で、計算通りに完成させたんだけど、一つだけ大きな誤算がありました。

それが

   ちょっと小さい

ということ。

 

MODEROID ラインバレル オーバードライヴ

これが7500円でガンプラのMGとほぼ同じ大きさ。

対してイクサーロボは6000円でガンプラのHG(水星あたり)とほぼ同じ大きさ。

イクサーロボは全高38mでロボットの中ではまあまあ大き目。

部品の数で圧倒的にラインバレルに負けているので定価の1500円差はそこだろうと勝手に思い込んでました。

小さいとなにが困るかというと・・・。

じつはMODEROIDは発表から発売まで9か月ぐらいかかることが多いです。

だからイクサーロボ発表から数か月後にとんでもないことが起きました。

それが

   HASEGAWAがイクサー1のキットを発売

しかもMODEROIDイクサーロボ発売の1か月後に販売開始・・・。

完全に乗っかってきてるやんwww

当然、原作のファンとしては両方買うわけですわ(/ω\)

で、両方完成してからイクサーロボの小ささがひっかかる。

イクサーロボがイクサー1よりわずかに大きい程度だと

   並べて置けない

のである。

できれば

 

MODEROID ラーゼフォン

このぐらいにサイズに差があってほしかった。

で、別の案を出さざるを得なかったっちゅうわけやねん。

それが

 

 

 

 

 

イクサー∑にやられた

アップ

原作をご存知の方にはお馴染みの

   右腕が失くなってからが本気!

状態を再現しましたw

右肩に壊れたアーマーが原作通りにわずかに残っているのを再現するためにこの部分だけメーカーにパーツ注文しました。

バンダイと違ってこの部品注文に関しては結構フレキシブルに発注できるのが数少ないMODEROIDの強みですね♪

 

 

 

以上です。