【プラモ】といいつつうさぎの話(約8割w)

今回はうさぎの話。

 

   うぅさぁぎ おーいし かぁのやぁま~♪

 

コレを子供のころは「ウサギ美味しか 野山」だと思ってました(/ω\)

なんで開幕九州弁やねん?と。

だって「彼の山」なんて表現子供には無理っしょ?

しかもこの後「釣りし」って古表現来るんだぜ?

子供には無理っしょ(^^;

 

さて本題・・・に行くと見せかけて関連話w

   ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち

はご存知だろうか?

新訳版だとうさぎがカタカナになってるんですが、イギリスの児童文学で、1978年に同じく英でアニメ化(日本公開は1980年)もされてます。

タイトルのかわいさとは裏腹に内容は結構ハードよりな冒険譚です。

擬人化してないんだけど、うさぎたちは知性と言語と宗教を持っているって設定。

 

主人公ヘイズル(ヘーゼルナッツの意)は若い雄。

弟のファイバーにはうさぎらしい特殊能力があって

   「もうすぐこの土地に大きな災厄がきます!」

と予知します。

ヘイズルは信じてくれた若者を集めて脱出します。

途中「人間に狩られる」ことを受け入れながら繁殖地に住んでいるうさぎたちに出会うも、意見を違え通過。

そしてついにウォーターシップダウンに辿り着き永住の地とします。

この時、傷ついた故郷の仲間2人が合流し人間の開発で故郷が跡形もなく造成された(うさぎは全滅)ことを知るのでした。

で・・・やっとヘイズルくんは気づきます。

「あれ?おれたちオスしかいなくね?」

繫殖地作ったのに繫殖できねぇw

だが渡りに失敗して死にかけていたところを助けたユリカモメのキハールから問題を抱えている別の集落エラファの話しを聞ける。

メスの誘致を打診するもエラファは閉鎖的。

イタチやキツネなどの外敵からの攻撃を過度に恐れ軍事カルト化していたのだ。

エラファに潜入したヘイズルは自由のなさにストレスを感じていたメスたちと出会い、彼女たちとの強行脱出を計画する。

追撃されピンチに陥るもキハールニキの助けで無事帰還。

平和な営巣生活が始まる。

が!

ある日、命を救ってやったネズミから「エラファ軍が報復の準備を完了して出発した」という情報を聞きます。

奇襲は撃退したものの、侵攻は続きます。

地中からのトンネルが完成してしまえばウォーターシップダウンの敗北が確定するところまで追い詰められます。

一計を案じたヘイズルは人間集落に突撃し狩猟犬をおびき出します。

エラファの軍勢に狩猟犬をぶつけて解散させることに成功します。

しかしヘイズルも家猫に捕獲されてしまいます。

あわやというところでその家の少女に救われ解放されました。

やがて時が流れて老いたヘイズルのもとに神話に語られる伝説のうさぎとおぼしき光るうさぎが現れて「ヤらないか」と誘われ、応じたヘイズルは空へと昇っていくのでした。

めでたしめでたし♪

 

というのが物語。

結構残酷描写も有り、あまり児童向けとも言い難い内容です。

なんならアニメ版でも残酷描写のせいで子供トラウマ問題が発生してしまいPTAから苦情が相次いだほどでした。

さらに子供向けじゃないのが

   設定の緻密さ

言語はおろか宗教、はては死生観まで設定されてます。

そもそも児童文学に「設定」って用語が似つかわしくないのだが(^^;

うさぎたちが会話してるので一見してファンタジーと思われがちだが、

   これは完全にSF小説

であるw

なので私の大好物です(*^-^*)

アニメ版はイギリス製なのでハイジみたいな日本風カスタマイズされてないせいであまり評価されないんですが、原作の無常観みたいなものがガッツリ表現されてて個人的には好きです。

特に作中歌の「Bright Eyes」アート・ガーファンクルは痺れます。

日本語訳カバーは井上陽水さんでこっちも融けます。

 Bright Eyes 炎のよう

 Bright Eyes 何を見つめて

 光り輝き 燃え

 そして消えた

 Bright Eyes

死の匂いが立ち込めていても前に進んでいくうさぎたちが歌詞に重なります。

 

 

 

で、

やっと本題w

AOZ アドバンスオブゼータ に登場するTRシリーズのMSにはいちいちこのウォーターシップダウンのうさぎたちの登場人物の名称がつけられてます。

 TR-1 ヘイズル :主人公

 TR-2 ビグウィグ(大型キャノンパーツ):ヘイズル一行の一人

 TR-3 キハール(プロトアッシマー):ユリカモメ

 TR-4 ダンディライオン(大型脚部):ヘイズル一行

 TR-5 ファイバー(大型ブースター)+フライルー(プロトギャプラン

    :ヘイズルの弟とその渾名

と、ここまではまとも。

わりと主人公がらみのネーミング。

こっから怪しいw

 TR-6 ウーンドウォート :エラファ軍事独裁者のジェネラル・ウーンドウォート

 TR-6 インレ :宗教上の死神または月

 TR-1 ハイゼンスレイ(ヘイズルの進化後):エラファの反逆メス

 TR-1 アウスラ(ハイゼンスレイ進化直前)

        :称号。ヘイズルアウスラはヘイズル隊長

 ラーユニット(TRの追加武装):称号。ヘイズルラーはヘイズル族長

 フルドドユニット(同上):車、トラクターなどの人間の乗り物全般

ヘイズルの仲間はもっとたくさん登場するので名前に困ったわけではなさそう。

でも好きな小説がガンダムでネタにされててなんかときめくぜw

 

んで、このTRシリーズのネーミングにはもうひとつ法則があって

   TR-6ウーンドウォート + TR-3キハール = TR-6キハールⅡ

   TR-6ウーンドウォート + TR-5フライルー = TR-6フライルーⅡ

6号にほかのパーツつけるとパーツ側の名前になります。

そんな中、異端が・・・。

それが

 

HG TR-6ヘイズルⅡ 公式画像

え? コンポジット・シールド・ブースター2個つけただけじゃね?

ヘイズルⅡのヘイズル部分どこいったw

ヘイズルⅡのキット発売以来ずっと気になってました。

つっこみたくて仕方ありませんでした(^^;

しゃーないやるか(^_-)-☆

 

いくぞ!

ウーンドウォート♪

Lets Go ウーンドウォ~~~ト♪

 

HG TR-1 ヘイズル改

今こぉそー 合ぁ体~~~♪ 

   ↑ 分かる人には分かる合体のテーマw

 

 

 

 

 

 

HG TR-6 ヘイズルⅡ

アップ

ウーンドウォートの手足を折り畳んでコア状態にしてヘイズルの手足を取り付けてます。

ふぅ・・・スッキリ(^^)/

 

 

 

以上です。

ところで今回

   本体くろうさ + 手足ティタ旗

のルール違反ってかミキシング。

理由があります。

答えは次週ウーンドウォート完結編まで!